Diana Krall (ダイアナ・クラール)の「THE GIRL IN THE
OTHER ROOM」
ダイアナ・クラールとエルビス・コステロの曲をこのシステムで聞くと、まず最初に感じるのが小さなジャズバーで聞いているような、ダイアナとの距離だ。すごく近い、そしてリアルだ。バックの演奏者のたたずまいまで見えてくるように錯覚するこの臨場感はまさにこのシステムならではのものだろう。この曲をこれほどまでに重厚でけだるくセクシーな雰囲気に感じたのは初めてだ。バーの一席で自分もグラスを傾け、肘をつき、一日の疲れを癒してくれるようなこの雰囲気に、だんだんと歌詞の世界へと引き込まれてゆく。そしてストーリーの重々しいそしてセクシーな空気感までをも間近で感じているようだ。
クラッシックだけでなく、こんなにも深い味わいと奥行きが感じられるこのシステムは味わいのあるジャズも臨場感たっぷりに再現できることを実感した。
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